約束のネバーランドって動物愛護の観点から見た、現在の動物性の食べ物事情について話してみる

動物・保護

こんばんは!

Amazonのセールだったので、やっと欲していたノートパソコンスタンドを購入!
それに伴い、キーボードも新調しました!

なにこれ快適( ´ ▽ ` )とら子です🐯

本日は、題名の通りなのですが、約束のネバーランドという大人気の漫画について。

調べれば出てくるのかもしれませんが・・・この漫画を読んだ感想は

とら
とら

この漫画って動物愛護の観点から、経済動物と呼ばれる牛や豚、鶏のことを伝えるべく書いているのかな?

でした。そのくらい、経済動物の現状と似通っていたんですよね。

※全然関係なかったら本当にすみません。

漫画は本当に面白かったです!
最後は感動して号泣しました(T ^ T)

漫画のあらすじ

しかし、とあるタイミングで一緒に過ごしてきた兄弟が里親へと引き取られていく。
その先には幸せな未来があると信じて・・・
しかしその後に待ち受けていた真実を知ってしまったエマ、ノーマン。
この施設から逃げるための計画を立てる。
そして脱獄した先で、様々な困難、新たな仲間との出会いを経験しながら進んだ先に待ち受けていたものとは・・・

かなりざっくりですが、こんな感じです。
まだ読んでいない方もいると思いますので、ここでは実際の内容は伏せます。

普通に読むと、感動の友情ストーリーで仲間を思いやる気持ちや裏切り、たくさんの人を巻き込む力など
いい話だ(T ^ T)と涙するような内容です。

しかし私はどうしても現代における経済動物の現状を表しているように感じてなりません。
ここからはネタバレが入りますので、まだ読んでいない方はお引き取りください。

そう感じた理由

◉GFハウス(グレイス=フィールドハウス)で”ママ”に育てられ、ある程度の年数になると里親への引き渡しという名目で出荷される
出荷されると鬼の餌となる。
・GFの子供達:経済動物
・育ての親”ママ”:生産者
・鬼:消費者(人間)

◉GFハウス以外にもたくさんの施設があり、そこでは量産型の下等のエサ(子供)が生産されている。
ちなみにGFは最高ランクの施設

・量産型:一般市場(スーパーなど)に出回っている肉
・GF:霜降り肉などのブランドもの

◉GF以外の施設の中には、手足の自由を奪われ、高密度の部屋の中で体に管を通されてただ出荷されるためだけに生かされている子供達がいる
→経済動物の実態そのもの

◉鬼が住み世界(施設の子供達がいる世界)と人間界に別れている
・鬼が住む世界:経済動物として飼育されている
・人間界:野生

◉GFの子供達は脱獄を決意し、人間界で普通の人間として生きていくことを願う
→経済動物も自由に走り回れる野生に戻りたい?

こんな感じです。
面白かったのですが、私にはこのように移ってしまい、なんとも複雑な気持ちにもなりました。

なぜこの話題を出したかというと、最近、ヴィーガンという言葉が流行っているように感じます。
植物由来のたんぱく質、代替肉がたくさん出てきており、培養肉といった動物に由来しないけど肉そのもの!といった画期的な技術も進んでおります^^

これに関しては本当に楽しみです!
全く同じ味、匂い、食感、見た目なのか自分の目で早く見たい!と思っている次第です。

約束のネバーランドのくだりと何が関係してるの?と思われるかもしれませんが、ヴィーガンが流行っていたり、植物由来の代替肉や培養肉が目立っている背景

・動物愛護
・経済動物がもたらす環境問題

といったことが挙げられます。

動物愛護とは、簡単に言うと、動物も人間と同じ一つ一つ大切な命だよということです。
実験動物や経済動物のように、人間がより良い生活をするために”死”を前提に生み出すことは虐待ではないのかと言う議論が常にあります。

実験動物はその名の通り、人間の薬を開発したり、サプリメントや食料品、化粧品など何かを開発する時に”使われ”ます。
その個体を用いて、試す
のです。

経済動物とは、皆さんが食べている肉や卵、牛乳といったものを生み出している動物です。
牛や豚、鶏が代表的ですね。


これらの動物たちがどのような飼育環境下で育てられているかご存知でしょうか?


かなりショッキングな映像を目の当たりにすることになります。
想像以上に劣悪な環境で飼育され、食肉へと加工されます。
鶏に関しては、足の踏み場もないようなところに詰め込まれているケースも少なくありません。

もちろん、中にはとても綺麗で広々とした環境で飼育されている企業や農家もありますので、全てが劣悪なわけではありません!

その他にも、乳量を増やすための品種改良や薬品投与、肉を増やすための品種改良や薬品投与、強制給餌などなど。

これを人間が受けたら間違いなく虐待で逮捕です。
※約束のネバーランドでいう、ノーマンが下等の施設で手足をつながれた子供達を解放するシーンがあるのですが、あんな感じです。
自由を奪われ、餌になる運命のもと生まれてきたといった感じです。

動物愛護の観点から言うと、このような動物の扱いは卑劣で残虐だからやめましょうと。
そのためにヴィーガンになる方もいらっしゃるでしょうし、植物由来の代替肉や培養肉の需要があるのと言うのも理由の1つだと思います。

そしてもう1つ、経済動物がもたらす環境へのへ影響があげれます。
・排泄物などによる臭い問題
・排泄物による環境・水質汚染
・牛がゲップをするとメタンガスが発生
 メタンガスは温室効果ガスとして知られています。
などを含め、水の使用量や土地の使用量、餌を作るための水量、敷地面積などの環境に与える影響があります。

長くなるので、今回はざっくりで止めておきます。

このような観点から、動物実験はやめましょうとかヴィーガンになりましょうとか経済動物を減らそうとかの話が出てくるわけですね。

ちなみに私は、学生時代に畜産を学び、例によって動物実験をしていました。
そして現在は動物業界におり少々携わっております。

ですので、悲惨な現状も目の当たりにしていますし、動物愛護には賛成です。必要な概念だと思っています。
が。

今後全てにおいて動物実験、経済動物の飼育は一切しない。するべきではない。命を大切に。
と言われると首を縦に振ることができません。

これはとても難しい問題で、
これらの産業で稼ぎ、ご飯にありついている人間が後ろにいるということ

◉私たちが普段使用している化粧品や飲んでいる薬、サプリメントは、動物による安全性試験が行われていることが多いということ。


このたった2つの理由でも十分に完全に実験や飼育をやめるという意見に対し、悩む理由になると思います。

どうでしょう。
ヴィーガンや動物愛護を否定はしませんし、これから先を見据えれば変えていかなければならない分野ではあると思います。
しかし、それを押し付けるような発言をする方々を時折見かけますが、そこに疑問を抱きます。

目先の正義を振りかざしているように感じてしまう方も、申し訳ないとは思いつついらっしゃいます・・・

これからの時代、急激な変化が訪れると思います。


そうなれば動物実験をしなくても安全性が担保できたり、動物を殺さなくても美味しいお肉や卵、乳製品が食べれたりする日がくるでしょう。


現に日々すごい勢いでスタートアップ企業が色々と発表したり資金調達したりしています٩( ‘ω’ )و✨


ですので押し付けるのではなく、現状を教えた上でその人がどう判断するかを選択させるべきではないでしょうか。

何が正解かって本当に難しいですね。

かなりまとまりのない話になってしまいましたが、普段何気なく食べているお肉や卵、乳製品を作り出している動物たちってどういう風に飼育されているんだろうということに
興味を持っていただきたく、現状を知っていただきたく、記事にしました。

約束のネバーランドは大人気の漫画であるため読んだことのある人は多いはずです。
その内容がまさに動物たちのことを表しているとすると、今後の食に対する関心や思いも少しは変わってくれるかもしれません。

私たちは命を頂いています。
私たちが幸福感を得るため、安全に過ごすために犠牲になっている命があります。

そのことは知っておくべきことだと思います。

代替肉とか培養肉についての記事も書いてみたいと思っている今日この頃・・・

以上、たわごとでした!

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