【注意喚起】オートファジーダイエットに潜む危険。知識不足が招く、摂食障害への道。

とら子の日常

こんにちは!

簿記試験に集中しておりました、とら子です🐯
無事3級合格しました!

さて、今回は

流行りのオートファジーダイエットについて身近で気になることが起きたので記事にします。
*本記事はオートファジーダイエットを否定するものではありません。
 あくまで、正しい知識をつけずしてやるのは危険なので、ちゃんと知識をつけてからにしましょうという注意喚起です。

みなさん、オートファジーダイエットって聞いたことがありますか?

とら
とら

YouTubeなどいろんなメディア、媒体で紹介されていますね!

オートファジーとは

細胞内で古くなったり、壊れたりした悪玉たんぱく質を利用し、新しいたんぱく質を作るメカニズムのこと。
このメカニズムは食事後、12時間くらいで発動。
免疫、血管、自律神経などに良い効果があると言われています!
古い細胞が新しくなることで、病気や老化を遠ざけてくれる優れもの!

(オートファジーについて詳しく:https://oceans.tokyo.jp/health/2021-0302-3/

◉オートファジーダイエットとは
16時間、何も食べない時間を作るというプチ断食ダイエットのこと
そういうものだと思って食べていた3食の食事。実は多すぎたということなのです。
だから16時間空け、2食に減らすことで体重が落ちたり、疲れやだるさが抜けたり、肌荒れや便秘解消にも効果が期待できるという最高のダイエット方法です!

ちなみにこちらのダイエット、なぜ最高と言ったかというと、16時間の空腹時間を設ければ、その他の時間は何をどれだけ食べてもいい!というダイエット方法なのです!

オートファジーダイエットの火付け役となった有名な著書はこちら↓

とら
とら

オートファジーダイエットの実践例は?

実践例

朝食:なし
昼食:11時頃〜(夕食まで8時間、ゴールデンタイム)
夕食:19時頃〜(食後16時間空ける)

昼食の時間から夕食まではゴールデンタイムです✨
好きなだけ、好きなものを食べてよし!

夕食を食べた後は16時間何も食べず、空腹時間を設けます。

オートファジーダイエットはこのような食事時間・内容で実施します。

このようにメリットしかないように見えるオートファジーダイエットですが、一歩間違えれば摂食障害になりかねないということも頭の片隅に入れておくべきだと、身をもって知りました。

◉オートファジーダイエットに潜む危険

オートファジーダイエットはわりかし早く効果が見られます
8時間の間であれば何でも食べて良いとはいえ、仕事や学校などでそんなにどか食いすることはないでしょうし、夜遅くにご飯などの炭水化物をしっかり食べていた人は、それがなくなるだけでもカロリーの摂取量は減っていると思います。

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私自身、一度オートファジーダイエットを取り入れた時に体重が落ちました。
ですが、朝食を食べないというのが私にとってはマイナス(便秘を改善したばかりで朝食を抜くと便秘が再発するという死活問題を抱えています笑)でしたので、断念しました。
朝食を6時、2回目の食事を14時とすると、それ以降の時間が長過ぎて低血糖気味になるのでこちらも断念の要因です。
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オートファジーダイエットが招く危険行為・状態

・1日に必要な栄養素の量を把握していない。
・食べないことに対する意識が強くなりすぎる。
 「食べない→食べてはいけない」という気持ちの変化が起こる。
・自分はストイックだという勘違いにより、意地で食べない。
・低血糖になっても食べることができない。
・体重が一気に落ちたことで、多少の増加が怖いと感じる。
・体重が停滞し、更に食べることが怖くなる。
・摂食障害になりそうなことに気づかない。

これら、実話です。
私の身近な人が摂食障害になってしまいかねない思考回路に陥っていました。
当事者はしっかりと知識を身につけず、オートファジーダイエットを開始。

・開始後すぐに結果が出始める。
・周囲から痩せたね!と言われ、気分は上々。
・1日の食事は昼食のみ。(前後に多少の間食あり)
・カロリー計算のみ行っており、マクロ栄養素は全く気にしていなかった。
・夜はいくら空腹になろうと断固食べなかった。

<当事者の話>
夜中、子供の面倒を見ていた時に手の痺れ、頭がうまく回らない、冷や汗が一気に出てきた
子供が小さく、睡眠時間が毎日2時間くらいだから流石に疲れが出てきたのかな
と思ったそうです。

・・・低血糖による症状そのもの。
(*低血糖の症状とは:https://www.diabetes.co.jp/dac/coexistence/insulintherapy-lowglucose

低血糖で倒れた経験のある私にとっては、よく知った症状でした。
低血糖ではないか?という話をし、ちゃんと食べた方がいいと説得を試みましたが、
「オートファジーダイエットをしているから、夜は絶対食べない。自分はストイックだから、やると決めたらとことんやるんだよね」とドヤ顔。

こうしなければいけないという強い意志を持つ人こそしっかりと知識を身につけた上でやるべきだと思います。

また、カロリー計算だけではなく、マクロ栄養素の計算も必須だということ、炭水化物をもっとしっかり摂るべきだということ、夜にせめてプロテインだけでも飲むと良いかもということ
伝えましたが、ここで返ってきた言葉は

「え、せっかく体重が落ちたのに炭水化物を摂ったらまた太っちゃうじゃん。夜にプロテインとか太るでしょ笑」

でした。

唖然としました。
食べることへの恐怖、プロテインを飲むと太るという固定概念。

摂食障害という4文字が浮かんでしまいました。
危険を感じ、

・低血糖の症状によく似ているということ
・少し食べたくらいで太らないということ
・体重停滞期を越えるには炭水化物を入れることが必要だということ
・食べたことで不安を感じるなら動いて消費すれば良いということ
・脂質+炭水化物を避ければ良いということ
・プロテインを飲むと太るは間違いだということ
 *摂取カロリーを超えていれば太ります
・このままでは摂食障害になるということ

ということを伝えましたが、
当事者はそんなことないと笑っていましたが、真剣に伝え続けました。
和菓子1つで良いから食べてくれと懇願。

納得してくれました。

本人には、食べることへの不安しか感じないようでした。
このまま食べずにいるといつか倒れる、体に支障をきたす、食べることが怖くてできなくなるという不安は微塵もなかった様子。

むしろ、自分は絶対に摂食障害にはならないと笑って言っていました。

しかし、現時点ですら、食べたらせっかく痩せたのに太ってしまうという考えが染み付いてしまい、日中早い段階で食べた食事以外は口にしない、できない状況にまでなっていたのです。

◉最後に

オートファジーダイエットをやるのはとても良いことです。
ですが、知識をつけずにただやってしまうとこのようなことが起こりかねません。

痩せていくことへの喜び、周囲からの褒め言葉。
喜びは大きいものです。

しかし、その一方で正しいやり方、知識を持たずして実践してしまったがために健康とは反対の方向に進んでしまうことも十分に考えられます。

やるからには知識をつけてからにしましょう。
ネットやYouTube、様々な媒体で情報が流れています。
信頼できる方の情報を身につけてから始めることをおすすめします。

今回は実話を元に書きました。

何をするにも正しい知識というのは大切です。

ではまた!

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